GPS マルチユニット SORACOM Edition を触ってみたよ。

GPS マルチユニット SORACOM Editionを思わずポチッとしてみたものの、使い道をどうしたものかと、思っていました。
Stay at Home ということで、外で仕事ができなく、ずっと在宅仕事なので、そのお仕事部屋の温度を計測してみました。
春先ということもあり、部屋の温度調整もいまいち難しく暑かったり寒かったり。できるだけエアコンをつけないようにしたいが、部屋が熱くなるとPC機器なども熱くなったりすることもあり、とりあえず室温が22℃を超えるとアラート通知するようにしてみました。
※室温環境を、ヒトに合わせるのか、マシンに合わせるのか。

まずは、届いたGPSマルチユニットを開封。付属のSIMカードをセットします。

以降、以下のソラコムさんのブログに従って、設定します。
https://dev.soracom.io/jp/start/gps_multiunit_location/
私の場合は、送信内容は温度・湿度、送信間隔は30分とし、加速度割り込みはなしとしました。
※家に設置して測定するだけなので、余計な情報は送信しないようにしました。
正直、SIM指して、管理コンソールから紐付けして、SORACOM Harvest Data の設定をONにするだけなので、そんなに時間はかかりませんでした。

こんな感じで可視化できる。

さて、Harvestでは、しきい値を超えたら通知するという機能がないので、SORACOM Lagoon に接続し、Harvest Dataを可視化・アラート通知の設定をします。
これも、ソラコムさんのブログをみながら設定すると簡単にできちゃいます。
https://dev.soracom.io/jp/start/lagoon-dashboards/
https://dev.soracom.io/jp/start/lagoon-alert/

私のお仕事部屋の1ヶ月くらいの温度変化はこんな感じ。※GPSマルチユニットはMacBookの後ろにおいていたので、ファンの影響を結構受けてますw
また通知先をEmailにして通知を作成しました。なお、通知先はSlackやLINE、Webhookなどが使えるのもいいですね。
メール通知は以下のように通知されます。

通知文章や通知タイミングは、設定で変更されます。
私は、しきい値を超えたときと、しきい値を下回ったときに通知されるようにしました。

ちなみに、今回、バッテリーの性能も把握したかったので、充電せずに、放ったらかしにしておきました。バッテリーはこんな感じでした。

ちょっと見えづらいですが、、、、
バッテリーは0〜3までのレベルで取得できます。4/15から利用を開始し、5/1にレベル2に、翌日5/2にはレベル1となり、その後10時間後には0になりました。
実は、今回、アラートのしきい値を0.5にしていたので、アラートの通知が来ない状態で、バッテリーがなくなってましたw 気がついたのは数日後w
アラートの設定で、no data時に通知するかどうかというものがあり、これを設定しておくと良いですね。

GPS無しの状態で、30分に1回の通信で、約20日程度利用できました。結構長持ちですね。
なんとも言えないですが、バッテリーのモニターについては、減り始めがもう少し早くわかるといいかなと思いました。今回だと、残60回送信時にレベル2になってるので、用途によりますが、もう少し早めに検知できたり、「あと大体30回送信できます」ってステータスが取得できるとおもしろそうですね。

今回は目に見える場所を計測しましたが、今後の用途として、物置の上に設置した熱暴走するルーターの温度監視や、屋内で洗濯物を干している部屋の湿度監視など、家庭内で人が常時いないところの監視に使えそうだなと思いました。
そして、、、外出できるようになったら、車にGPSマルチユニットを積んで、お出かけしてみたいです。

2020/07/13 追記
こちらの件、IoT勉強会in岡山さんに登壇した際の動画を掲載。

この記事を書いた人

takeshi.furusato

AWS Samurai 2022
JAWS-UG Okayama
OkayamaWordPressMeetup
JP_Stripes Okayama
SORACOM UG Okayama
TwilioJP-UG Okayama
自称めんツナかんかんエバンジェリスト(https://mtc2.furusato.blog/)
DIGITALJET inc.