2019年4月6日(土)、神戸にあるスペースアルファ三宮にて開催されたカンファレンス Alexa Day 2019に、一般参加者として参加してきました。
今回、一緒に参加される方が車でいくとのことだったので、それに便乗させてもらいました。
9:30開始ということもあり、4:30起床、5:30出発とちょっとハードな感じ。三宮についたのが8:30だったので、まあちょうど良かったかなと。
去年も参加しているのですが、今年は去年と比べ、ちょっと少ない感じ。ゴミゴミしていない感じでちょうど良かったです。
9:30からの伊藤さんの開会挨拶はサクッサクッと終わり(スピーチは短めが良い!)。
早速、最初のセッション。Adobe XDでもっと自由に簡単に作るVUIプロトタイプ 轟 啓介(KEISUKE TODOROKI)さん
最近、話題のXDとVUIのお話でした。
XDが音声(VUI)をトリガーにすることができるニュースは少し前に聞いていたので、今回の話も「プレゼン資料をXDで作って、声でスライドを送る」みたいなことなのかな?って思っていました。しかし、話の内容はEchoShowなどのVUIデバイスに画面がついているものに対しての、VUIプロトタイプの作成方法でした。
従来のXDの優位的な機能であるリピートグリッドなどの説明も織り交ぜながら、VUIプロトタイプを作っていくデモを拝見できました。
今まで気が付いてなかったのですが、このXDのVUIを使えば、簡単なIVRコールフローのプロトタイプを作るのに使えそうだと思いました。こういう気付きがあるのはセッションを聞いていてホント良かったと思います。
このXDのプロトタイプから、そのままAlexaSkillやTwilioStudioなどの実装に変換できるいいなと思いました。
次は同部屋で開催されていた交通情報系スキルを事例に見る日常生活に溶け込むスキルのテクニックに着席
こちらはAlexaの話でしたが、対話をスムーズにさせるためどれだけバックグラウンドからのレスポンスが早くなるかというUXを追求したお話でした。
「LambdaではなくHTTPSホスティングを選択」「Lamdbaのコールドスタート時の1秒」このあたりが面白かったと同時にAlexa以外での利用できる知識・テクニックで参考になりました。スライドは以下
ランチは参加チケットに付いているとのことで、以下のメニューでした。
※キッシュが美味しかった。
午後イチは、スマートスピーカーで提供する料理体験 山田 良明(YOSHIAKI YAMADA)ささんを視聴。
いろいろと気づきのあるセッションでした。
- スマートスピーカーサービスは一度忘れられてしまうと、なかなか使ってもらえない。。。
- ゴールにたどり着くまでの時間を短くするためにインタラクションを出来るだけ減らす必要ある →長いとスマートフォン使いたくなる
- 食材2,3つで聞かれた場合は、何かしらのインスピレーションが欲しいと仮定。
- 『大根のレシピを教えて』が『鯛とコーンのレシピを教えて』になる → コード上では気が付かないのでAlexaと会話して調整
- 調味料の調合をalexaで。『アレクサ、鶏モモの照り焼きの調味料を作って!』。まだ実装されてないけどよい。
続いて、VUI and IoT device 中野 恭兵(KYOHEI NAKANO)さんのセッション。
Atmoph Window(https://atmoph.com/ja)ってデバイスをVUIで操作するSkillの紹介。
Atmoph Windowはスマーフォンアプリ、近接センサー、VUIのそれぞれで操作できる。スマートフォンアプリはいろいろと操作できて便利だけど、やりたいことを実現するまでの手数が多い。近接センサーも近くまで行かないと操作できない。その点VUIだと、ただ発話するだけで操作が可能で、そこに利点がある。
次のセッションと思ったのですが、ちょっと会場が混んできたので、BluePrints Labにお邪魔しました。
これは、先日リリースされたAlexa Blueprintsをエバンジェリストの畠中さんが自ら教えてくださるというなんとも豪華なワークショップ。
なにげなく立ち寄ったワークショップでしたが、今回のAlexaDay2019でかなり衝撃的だったセッションでした。プログラム不要で簡単に自分だけのオリジナルスキルを作ることができるというもの。テンプレートを選んで必要な情報を入れるだけで、スキルが完成。これは画期的でした。
※後で記載しますが、先日行われたLT大会で、ライブデモしてきました。
- Alexa Skill BlueprintsはEchoを買った一般の方のために、簡単に自分自身でスキルを作るためのサービス。
- Blueprints。DeveloperAccountも必要なく、スキルが作れる。
- Blueprints。カスタムQ&Aだけは呼び出しがいらない。ただし副作用としてAmazon標準の機能(時刻など)よりも優先される。
- Blueprints、作ったスキルは他人に共有することができる。ただしカスタムQ&Aのテンプレートだけは共有できない。
最後は、Alexa KoBuilder Challenge supported by 神戸市を観戦。
神戸市が公開しているオープンデータを利用したSkillを開発し、それを会場内の投票で競うもの。
一番印象的だったのは、高校生が登壇していたこと。登壇内容などは、ご本人のブログを参照。堂々とプレゼンできていたし、ちゃんと5分でクローズできていたし、正直かなり驚きました。自分が同じくらいの年齢だった頃を思い出すと、ホント凄いと思う。就職先を探しているとのことでしたので、良い会社と巡り会えることを祈っています。
他には、神戸市のトイレマップや、近くの店を教えてくれるスキルなど、今後、カーナビに搭載されるecho autoでの利用を彷彿をさせるスキルが気になりました。現在もスマートフォンのAlexaなら位置情報も取得できるようで、これから移動デバイスとAlexaというのが増えてくるのかなと思わせる内容でした。
また、個人的に神戸市の給食メニューを教えてくれるスキルは、地味に実用性の高いものだと感じました。自分の地域でも作ってみたいです。ただ、オープンデータ自体が、そのまま使い物にならない(今回だと、PDFの文章として保存されているケースなど)状態だったので、オープンデータ自体も今後ちゃんと利用可能なデータとして整備していってほしいとも感じました。
ということで、AlexaDay2019、すごく楽しかったです。来年は名前が変わるらしいですが、また参加したいです。
最後に少し話がそれますが、学んだことをアウトプット&シェア、ということで、早速2019/04/13(土)に岡山で行われた座駆動LT大会20190413 で、Alexa Skill Blueprintsのライブデモをやってきました。
5分あればスキルができるのでLT向けですねw
トラブル用に作っていたデモ動画も公開しました。
Amazon Echoが安売りのときに買いまくって持て余している人(私がそうですw)は、自分が使いたい・使いやすいスキルをAlexa Skill Blueprintsで作ったら良いと思います。エンジニアでなくてもマイSkillを作れるので。ホントすごーーい簡単。オススメです。